3日目の朝。午前6時頃に目が覚める。と言うことは、日本では午前5時だな。
だいたい、日本で起きる時間と一緒です。時差が1時間しかないので、体内時計は、狂っていないみたい。
時計と言えば、同じ団体のHさんが電波時計を持っていて、日本だと時計が勝手に自分で時間を合わせてくれるそうだ。
中国では、どうだろう?と言っていましたが、結果は、ダメだったみたいです。
と言うことは、中国では、時間を合わせる電波は、飛ばしていないか、もしくは、周波数が違うのか?どうでもいいことでした。。。
う〜ん。まだ、朝食まで時間がある。暇だな。天気は、どうでしょうか? |
朝のホテルの窓からの風景 |
窓のカーテンを開けてみると、やはり、霞んでいる。
いつも、夜景しか見ていなかったので、気が付かなかったが、真下を見てみると、古い家が建っている一角があった。
まだ、朝早いので人通りは、ほとんど無い。ここも、きっと、近いうちに再開発されるんでしょうね。
午前7時になった。また、朝食に誘う電話をしようとしたときに、今度は、向こうから掛かってきました。
朝食に行ってきます。今度は、間違えずに31階へ。
たくさんのメニューがあるのですが、やっぱり、お粥。。
昨日の朝と同じメニューで頂きました。皆さんの話を聞いても、お粥が一番美味しいそうです。
朝食を済ませて、部屋に戻り、出掛ける用意をする。
今日は、蘇州への一日観光です。話に寄ると、かなり冷え込むというので、厚着をしていかないと。
たしか、1度から3度ぐらいにしかならないと言っていた。
集合の時間は、午前8時30分だったかな。 |
ホテルの下には、古い家が並ぶ。 |
5分前にロビーに降りていくと、もうバスに乗り込んでいました。
バズが出発して、ガイドSさんから今日のスケジュールなどの説明を受けます。蘇州までは、約1時間30分ぐらいで行けるそうです。 |
公園に作られた花のオブジェ |
蘇州では、拙政園・寒山寺・刺繍研究所・虎丘などを見てまわるそうです。
途中で、一回だけ休憩を取ってくれるみたいだ。
外の景色を眺めていると、30分ぐらいで都会の風景は、なくなり田園?風景になってきた。 |
高速をしばらくは走ると田園風景 |
大きなパーキングでした。 |
この道を真っ直ぐにいくと南京を通って北京にも行けるそうです。
ここから、北京に行く方法としては、飛行機・長距離バス・鉄道。さすがに自家用車で行く人は、少ないようです。
やっぱり、一般的には、鉄道が多いようですが、たしか、2日ぐらい掛かると言っていたような?
いま、高速鉄道を建設中で、もうすぐ完成するそうです。 |
ガソリンスタンド。日本と一緒ですね。 |
当初は、日本・ドイツ・フランスなどの鉄道を視察して、どちらかのシステムを導入するつもりだったそうでうが、
結局は、中国独自で建設をするこに決めたそうです。完成すると時速300キロで走るそうだ。
なんだかんだと、話を聞いている内に休憩のパーキングに到着。 |
駐車場のトイレ。真ん中がコンビニになっている。 |
ものすごく広い駐車場です。トイレとコンビニがある建物の側にバスが停まります。
トイレを済ませて、バスの近くでタバコを吸っていると、みなさんがコンビニで買い物をしているのが見えました。
何を買っているのかと思えば、酎ハイ。。。。氷結でした。値段は、7元。と言うことは、16倍して112円。
自分は、さすがに朝から飲む気にはならないので、買いませんでした。
正直言うと、一本飲んでしまうと止まらなくなるからですけど。
パーキングを出発。ガソリンスタンドもある。日本と変わりませんね。 |
しばらく走ると、だんだん風景も変わってきます。工場などが見え始める。ユニクロの工場が右手に見えましたよ。
蘇州は、上海から近いということもあって、外国資本の工場がたくさんあるそうです。
シンガポール工業団地とか言っていたと思いますが、シンガポールの会社だけでなくいろいろな国の会社が進出しているそうだ。 |
高速を降りると、そこは、上海とは、違った雰囲気。
水の都と言われるだけありますね。オッ。。。人力車がいる。
まず、始めの訪問場所は、拙政園。 |
人力車がいます。 |
拙政園は、蘇州でもっとも大きい古典庭園で中国の四大名園の一つだそうです。
この蘇州は、土地や気候が良くて、農作物がよく育つそうです。昔は、この地帯だけで中国全体の穀物生産のほとんどを占めていたらしい。
本当ですかね。?。。。。運河が発達しているのも、そういった穀物の輸送の為なのかな?
そのような裕福な土地柄なので、大金持ちがたくさん居たそうです。そう言う大金持ちの人たちが、挙って大きな庭園を造ったらしい。
拙政園に到着。バスを降りて少し歩きます。 |
拙政園前の通り。 |
拙政園前の通りは、歩行者天国です。 |
朝から、たくさんの人がいます。 |
甘栗が売っています。特産かな? |
拙政園前の大通りは、歩行者天国になっていて、白壁のお土産屋さんが並んでいます。
やはり、たくさんの人が見学に来ている。ここは、世界文化遺産になっています。
大きな門には、中央と左右に入口がある。中央の入口を見ると奥に太湖石が飾られている。
左右の入口を見ると、それぞれ、園内に入る入口が見えるようになっている。やはり、額縁の役割をしているのでしょうね。 |
石畳だし、周りの白壁が綺麗です。 |
拙政園の正面門です。 |
真ん中の入口 |
拙政園の解説版 |
拙政園の中に入ります。ここも昔の偉いお役人さんが作ったそうです。やはり、親孝行の為?当時の中国のお役人さんは、お金持ちだったんですね。
ガイドSさんの話では、ここも、やっぱり親孝行の為に作ったと言っている。む〜ん。いい加減なことを言っているのでは、ないでしょうね。? |
これは、左側の園内入口。使われていない。 |
中国の重要文化財なのでしょう。 |
これが、世界遺産の証拠です。 |
右側の入口から園内に入ります。 |
拙政園にも、変わった形の石が置いてあります。中国の方は、本当にこのような石が大好きなんですね。
添乗員さんと一緒に歩いていると、去年もこの時期、拙政園に来たそうです。
竹の柵が綺麗に交換してあると言っていた。これだけの庭を管理するのは大変でしょうね。
ここも、たくさんの建物がある。こんなに必要なのかな?と平民は、思うのでした。
壁にあるのぞき窓に細工がしてあります。それぞれの窓の細工が少しずつ違っている。
これは、景色を眺めるときに、変わった風に見えるようにだそうです。風流ですね。 |
拙政園に入りました。 |
大きな太湖石が飾られています。 |
ここの石畳も細工。竹柵が新しくなっている。 |
窓に作られている細工模様 |
ここの石畳も芸が細かいぞ。
この建物は、麻雀小屋?本当らしい。ここで、園を見ながら麻雀をしたり、お月見をしたそうです。
拙政園の特徴は、池が多いことかな。ですからあちらこちらに石橋が掛かっています。
それも、ジグザグにした石橋が多かった。これも、これも、いろいろな角度から眺めるためなのでしょうね。
また、長い柄の付いた籠のようなものを持った人が何人かいた。なにをしているのかと思ったら、池に落ちた葉っぱをすくい上げています。管理がたいへんだ。 |
たくさんの建物が園内に建てられている。 |
これは、麻雀荘?らしい。 |
拙政園には、池がたくさんあります。 |
これは、月見小屋でしょうか? |
先程の麻雀小屋から遠くを眺めると、綺麗に大きな塔が見えます。たぶん報恩塔だと思うのですが?
これは、ここの主人がどうしても、その塔が欲しかったというか、自分の庭に入れたかったそうで、
ちょうど、報恩塔が綺麗に眺められるように、設計してあるそうです。池に写って見えるらしい。いろいろと工夫して考えますね。 |
池が渡るために石橋がたくさんある。 |
真ん中に見えるのが報恩塔? |
たぶん、お客さんの接客小屋。 |
この机。すごく古そうです。 |
ガイドSさんがこんなことを言っていました。昔の国王が蘇州を視察に来たときに、
蘇州の庭園を見て、えらく感心をして、庭師を連れて来て、その技術を習わせて自分も真似をして作らせたそうです。
そういう歴史があり、この蘇州には、庭師の専門学校があるそうです。昨日行った豫園も、ここの庭師が手入れをしているそうです。
また、海外からも、ここの庭師を呼んで中国庭園を造る人が結構いるらしい。
怖い話があって、どこで聞いたか忘れましたが、このような庭園を造った後で、完成祝いに庭師や大工を持て成し、酒に毒を入れて殺したそうです。
何故かというと、同じもの、または、それ以上のものが造られないようにするためにだそうだ。コワ〜〜〜〜〜。 |
すごい装飾がされているイス。 |
香州と書かれた建物 |
迷ってしまいそうです。この建物は? |
ジグザグに作られた石橋です。 |
お客さんと面会するための建物でしょうか?中には、イスや机などの家具が並んでいます。
すごく、凝った作りの家具ですよね。いまでは、材料が少なくなっているそうです。。と言うことは、同じものは、作れないの?
触ってもいい家具がありましので、触ってみると固くてツヤツヤ。なんて言う木材だったかな?名前忘れました。
イスにも座って見ましたよ。持ち上げてみると、ものすごく重かった。 |
本当にたくさんの建物があります。 |
これ、ステンドガラスのような? |
カモがいた。となみに派手な方がオス。 |
建物の前に書いてあるのですが、何て読むのか分らない。 |
ここは、なんの建物でしょうか?ステンドガラスのような窓になっています。
よく見ると、青色は、フィルターが張ってありました。
昔、ここの主人がヨーロッパを訪問したときにステンドガラスを見て感動したらしく、持ち帰って付けたらしい。
さすがに今は、残っていないのでしょう。この建物は、半分に区切られていて正面は、ご主人が座るところで窓からの景色がいい。
裏のご婦人が座るところは、眺めが悪い。男女差別??今は、女性の方が強いかも! |
よく見ると、フィルタ付けられている。 |
主人の部屋からみた眺めです。この裏に婦人の部屋がある。 |
これは、先程の香州です。池に浮かぶ船をイメージして作られているそうです。 |
額縁を役目をしている通り穴。 |
この建物の四方に作られた部屋は、使用人の控え部屋だそうだ。主人や婦人がイスに座りながら、用事があると、ここに控えている使用人を呼んだそうだ。
4つあると言うことは、どちらを向いていても、呼べるようにかな?
ここ拙政園にも変わった形の通り穴があります。中国の庭園では定番になっているのですね。
額縁の役目ですから、見える景色とか方角も、考えて作ってある。ここでは、円形が多いみたいです。
石畳の細工の中に、鳥や植物などを見つけることができます。ここでしけ?コウモリの絵柄があったのは?ゴッチャニなってきた。 |
石畳に鳥を描いているところがあった。 |
博物館の中の模型です。 |
これは、壁に貼られた写真です。 |
蘇州の空は、上海と違って青空です。 |
拙政園の出口は、博物館になっていて、蘇州の歴史などを展示してありました。
季節ごとの写真が飾られているのですが、春かな?池には蓮が咲くらしい。今の季節よりも、その時期に来た方が良さそうです。
また、雪が積もっている写真もありました。へ〜〜。この辺りも雪が降るんですね。
ここを出ると、次は、寒山寺に向かいます。 |