朝の午前6時、起き出した。午前4時頃に一度目が覚めたが疲れが出て二度寝をしてしまった。
丸一日使えるのは、今日が最後だ。昨日のようにゆっくりと出発するのは、もったいない。
実は、行ってみたい所がある。それは、香港歴史博物館だ。いろいろな展示物があり面白そうな所だ。
それに、お土産をいっさい買っていない。基本的に自分は、いつもお土産を買っていかないタイプ。
しかし、今回は頼まれているものがあるので買っていかないといけない。
それは、TOMくんのバックでタスキのような形のボディバック。
あとは、適当に選んでこようと思っている。着替えたり、歯を磨いたりしていると、午前7時になった。
二人を起こして、午前8時に出発することを伝えると、また、寝だした。おーーーい!
午前7時半にすれば良かったか?
連中もようやく、もたもたと用意をしだした。食事担当のTくんに朝食の場所を探してもらう。
ガイド本を見ながら探している。どうやら決定したようだ。
とにかく、まずMTRに乗って尖沙咀(チムサアチョイ)に行かなければならない。 |
九龍公園の入口 |
九龍公園内。作り物の滝がある |
九龍公園内の道は、きれいにしてある |
午前8時15分にホテルを出発。15分歩いて北角の駅に到着。土曜日なので空いているのかと思ったが
案外、混雑している。曜日に関係ないのかな?
金鐘で乗り換えをしなければならない。乗り換えるのにどうすればいいのかな〜と思っていたが、
乗り換えのホームは、乗ってきたホームの正面にあった。本当に分かりやすい地下鉄だ。
乗り換えてから一つ目の駅。今は、海の下を走っていることになる。
タクシーやバスを使うと2・30分かかると思うが、地下鉄だとほんの数分で行ける。
帰りは、船で帰ってこようと思っていた。(結局、乗り遅れてしまったのだが)
駅を出てから朝食の店を探す。駅から2・3分の所だった。
自分とTくんは、朝食セットのチャーシュー麺でコーヒーが付いて22ドル。
Dさんは、目玉焼きとウインナーとパンとコーヒーで24ドルだった。
どんな味なのか不安。出てきたチャーシュー麺を一口食べると、とても懐かしい味がする。
これは!!チャンポン麺の味だ。(インスタントラーメンの)
子供の頃は、これが自分のおやつだったので、いまでも大好きだ。よく、作って食べている。
チャーシューも、なかなか美味しい。麺は、うどんとラーメンの中間のような感じで、まずくはない。
結構、自分は満足できた。ほかの二人も、それなりに満足そうだ。
腹も膨れたし、そろそろお店を出ることにする。香港歴史博物館は、午前10時開館だ。
まだ、1時間以上の時間がある。
すぐそこが九龍公園。運動がてらに九龍公園を散歩する。入り口には、かわいらしい看板。
結構、広いのに驚いた。緑もたくさんある。すぐ隣がメインのネイザンロードがあるなんて思えないほどだ。
所々で人が集まっている。何をしているのかと近づいてみると、太極拳?
みんなきれいに並んで、動きを揃えながら踊っているようだ。
これって、よく分からないけど、友達で集まっているのかな?それにしては、年齢もまちまち。
職場かな?ご近所?知らない人同士?まーー。どうでもいいが。ちょっと、気になる。
案の定、連れの二人は、おきまりの太極拳の真似をして盛り上がっている。
池のところで一服をしていると、Dさんの電話をしている。
アポイントメントを取ってある取引先とらしい。午前11時30分にホテルで待ち合わせをしている。
もし、香港歴史博物館に行くのなら、その時間には戻れないだろう。
Dさん一人でホテルに帰るのかと思っていると、時間と場所の変更をするようだ。
しかし、どうも、話が通じないようだ。変わってほしいと言うことなので、電話を替わってあげた。
「いまから、香港歴史博物館に行くので2時間以上かかる。午後1時半に九龍公園で会いましょう。」以上。 |
大きな池のある |
池の中に休憩場がある。中国風 |
滝のモニュメント |
九龍公園を出て、香港歴史博物館に向かう。
15分ぐらい歩いて到着。開館5分前。いい時間だ。
小学生だろうかたくさんの子供達が先生の引率で並んでいた。むーむ。
これは、中にはいるときっとすごいことになるぞ。(子供達が走り回る。)
開館になった。一斉に小学生の団体が入っていった。これは、しばらくしてから入った方が良さそうだ。
10ドルの入館料を払ってロビーでしばらくうろついていると、Tくんが日本語ガイドのレシーバを借りることにしたようだ。
受付で借りに行くのに付き合うと、書類にパスポートナンバーを書かなければならない。
「覚えていない。どうしようか?」はいはい。こんなこともあろうかと、みんなのパスポートのコピーを持ってきていますよ。
コピーを渡して無事、借りることができる。 |
香港歴史博物館 |
入口付近にタイガーの剥製 |
そろそろ、中に入ることにする。
はじめは、大きな地球が飾ってある。そして、岩石の標本などが並んでいる。
香港の地盤がどのように出来上がってきたかの紹介が展示してある。
あんなに高い建物ができるのも地盤がしっかりしているからなのだろうな〜〜。
それから、原始の人々の歴史から始まって近代までの流れが展示してある。
これが、なかなか面白かった。 |
古代の人々の生活 |
香港にもこのような人がいたのか? |
これは、なにをしているところ? |
古代の生活コーナー |
昔の船の上での生活の様子を再現していた。その当時の船も展示してある。(本物かどうか?分らないが。) |
船が展示してある |
昔は、こんな感じだったのか? |
船の上での生活用具 |
判りにくいが網が干してある |
お祭りの様子なども展示してある。昔の町並みを再現もしてある。
いろいろなお店など当時のまま、移転し展示してある。
なんだか、中国映画のセットのようだ。 ところどころで10分程度の映画による解説をしている。
イギリスとの不公平貿易。アヘン戦争による理不尽な結果。
やはり、戦争は略奪に殺戮。絶望と不幸をもたらす。
最後の方では、日本との関係。3年半の日本占領下での出来事。
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これは、稲作の様子 |
船の全体 |
昔の服が展示されている |
第2次世界大戦が終わり香港での降伏調印の様子など。
そうか、当時帝国主義の日本に占領されていたんだな〜。
と日本人としては、複雑な思いがする。
最後は、近代の香港の工業製品などを紹介している。
Tくんと一緒に見て回っていると、Dさんが見あたらなくなっている。
電話をかけてみるとすでに外に出てしまったようだ。
自分たちも見終わって、Dさんと合流。
2時間ぐらいで終わるかと思っていたら、気が付くと2時間半を費やしていた。
こういうところでは、時間がすぐに経ってしまう。
隣のホールで漢字歴史展示会が行われていて、
ここのチケットも香港歴史博物館のチケットに付いている。
もったいないので、そこも見ることした。15分で出よう。!!
しかし、学がない自分たちは、5分で充分だった。ほとんど素通り。
とにかく、Dさんは、九龍公園で待ち合わせがある。移動しよう。
来た道をまた戻り、九龍公園へ向かって歩いていく。 歩いている途中で、銀行を発見。DさんとTくんが両替をしたいというので銀行の中に入った。自分は、中で待っている。
二人は、並んでいるのだがなかなか終わらない。やっと、終わったようで銀行から出ようとすると入ってきたところのドアが閉まっている。ちがうドアから出ようとすると、ガードマンが開けてくれた。 考えてみれば、今日は、土曜日だ。午後1時半に閉まるらしい。
どうして、両替にこんな時間がかかっていたのかと聞いてみたら、彼たちの前にパキスタン人らしい方が両替をしていて、その人が大金を変えていたらしい。
別にいいのですが、いくらぐらいだった?と訪ねると、きっとウン千万。。。。。ぐらい。
ほえ〜。(゜▽゜;) オドロキー。
きっと、香港に何かを買い付けに来たでしょうか?
でも、そんな大金。持ち歩くのは不用心ではないかな〜。
余計なお世話でした。
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結婚式の行列 |
これは、???神社?? |
演劇の様子 |
上の建物の中だったような? |
これは、お祭りの時の? |
大きな人形が3体 |
民家 |
これは、?? |
民家の食事 |
人混みの中を、かき分けるように歩いていく。田舎者は、こういうのは苦手です。もう少しで九龍公園だ。
昼食をする時間がない。Dさんには悪いがTくんと二人で先に昼食をしているのであとから、来てくれるように
言おうとすると、また、電話を替わってくれと頼まれる。
もう、取引先が近くにいるらしい。仕方がないので、そのまま九龍公園に移動して待ち合わせることにした。
九龍公園に到着。ほぼ時間通り。しばらく、待っていたが、なかなか現れない。
電話がかかり、九龍公園のどのあたりか分からないようだ。
場所を教えても、理解してもらえないので、こちらから出向くことになる。
場所は、Dさんによるとカントンロードのエービーロードというお店の前。
カントンロードに到着。お店が見あたらないので、二手に別れて探すことにした。
自分が探した方向には、それらしき店がない。電話をするとDさんは取引先と何とか会えたみたいだ。よかった。
よく聞くと、エービーロードとDさんが言っていたが、ルイビトンの前だったそうだ。
どうのように聞いたら、そうなるのだろう。??? ちょっと、ちょっと!!二人は、商売の話をしている。
5分ほど待ったのだが、終わりそうにもない。腹が減った。Tくんと二人で食事に行くことにした。 |
漁師の舟 |
薬屋さんかな? |
海岸縁まで行き、時計台の前を過ぎて香港文化ホールの中へ。今日は、何かの催し物が開催されていて、たくさんの人が集まっている。
テレビ局も来ているようだ。ステージも組まれている。あまり、興味がないのでレストランに急ぐ。飲茶の美味しい店を調べてあるらしい。
「映月楼」というお店で文化ホールの2階にある。入り口に付くと、ちょっと、高級そうなのでビビッテしまう。腹も減ったし、ビールも飲みたいので速攻ではいる。
順番の札を渡されたので時間がかかるのかと思っていたら、案外にすぐに案内をしてもらえた。海側は、一面ガラスになっているので眺めが最高だ。
とにかく、まずは、ビール。注文の仕方がよく分からない。日本語のメニューをもらって、写真を見ながらオーダー表にチェックを入れて渡す。
一品が30ドルから40ドルぐらい。一品で朝食より高い。まーいいか!かなり、いらいらしていたので、ビールが美味しい美味しい。いっきに2本。
順番に飲茶がやって来た。食べてみると、これがうまい。うまいぞー!やっぱり高いだけある。かなり食べて満足したところで、Dさんから電話。
店の場所を教える。でも、なかなか来ない。こちらから電話すると迎えに来てくれと言う。Tくんが迎えに行った。Dさんがやっと合流。
15分で終わらせるつもりの話が終わってみると1時間半も話していた。仕事の話なので、仕方がないけど。
何やら、これからかなりの商品を引き受けてくれる約束をしてきたらしい。よかった。よかった。
Dさんが注文。ここからまた食べ始める。自分は、ビール。みんなお腹が膨れたところで、店を出た。 |
時計台の前で |
昼間の風景 |
何かの大会なのだろうか? |
時計台の前の噴水 |
いまから、見物とお土産を含めて買い物。まず、ペニンシュラに行ってみた。地下にブランドのショップ街がある。
自分は、あまりブランドに興味がないので、サラーと見るだけだが、他の二人は、真剣になって見ている。
店に入って行って、いろいろと見ている。おいおい。頼むよ。!早くいくぞ!やっと外に出る。他のところへ行こう。Tくんがバックがほしいと言うことで、まず入ったのはバリー。いいのを見つけたようだ。取りあえずキープ。他も見て回ることにする。街を歩いていると、バッタものの呼び込みがうるさい。
振り払っていたが、いつの間にか二人がオッチャンについていったしました。待ち合わせの場所を決めて、サッサと自分は街歩きで見学。
この街は、そう言えば警官がやたらと歩いている。治安が良いのか悪いのか?でも、九龍公園でも地下鉄でも浮浪者は見かけない。
危なそうな奴もいないな〜。ちょっと、外れると分からないが中心街は、以外に治安がいい。日本の方がよっぽどやばいかも。
待ち合わせの場所に行っても、まだ来ていない。20分ほど待ってやっと現れる。まー何があっても自己責任。
その後も、いろいろと店を回ったが、お土産になるようなものがない。アディダスに寄ってみたが、ここにもない。Tくんがここでジャンバーを購入。
探し回ったバックは、最初のバリーに決定。値段を聞いてびっくり。ウン万円。日本円で払っていた。何時間歩いただろうか?とにかく、歩き放し、待ち放し。
この連中と海外に来るのも考え直そう。まるで、女の買い物に付き合わされているようだかなりイライラしている。
どうも、もろに顔に出ているようで、からかわれた。ますます、イラつく。 |
やっと、ビールが飲める。 |
夕食を取ることになり、お詫びにおごってくれるらしい。今日は、四川料理。
Tくんの案内で???ここでTくん、地図を無くしてしまって慌てまくる。
見ていられなくなり、住所は?住所は何とか分かるようだ。
そこで、その場所に行ってみる。おかしいーー!この場所なのに!
地下と書いてあるが地下なんてないぞ。
しばらく、考えていると、目の前がその店??まーとにかく見つかった。
テラスの席をゲット。早速、オーダー。今日は、最後の夕食だ。豪華。おごりだし。
ビールを飲むとイライラも修まる。単純だな〜。
北京ダックを注文。目の前で皮を取り分けてくれた。うまい。
続々と料理が並ぶ。どれもうまい。今日は、朝から食に関しては、満足。
100万ドルの夜景を見ながらの夕食は最高だった。
午後8時を過ぎた頃に対岸のビルからサーチライトが輝いた。
これは、綺麗だった。 |
北京ダック |
満足のいく食事だった |
エビに白身魚 |
アベニュー・オブ・スター |
食事が終わり、海岸線で夜景を見ることに。
アベニュー・オブ・スターに行ってみることにする。
おー。人でごった返しになっている。今日は、土曜日だ。きっと、地元の人もたくさんいるんだろうなー
ところどころに人の手形がはめ込まれている。
誰のものかは分からないがきっと有名人。
人をかき分け歩いていくと、ブルース・リーの像がある。
ここで、記念写真。
この夜景を見ながら2次会をしよう。酔っぱらっているので気が大きくなっている。
どこかのラウンジがいいな。
近くのビルを見渡すと、アコにするかソコにするか! |
ここからの夜景 |
船が通っていった。見づらいかな? |
色とりどりで鮮やかだ |
100万ドルの夜景 |
インターナショナルのラウンジ |
ラウンジからの眺め |
インターナショナルに入っていくと、一階フロアーがラウンジになっていた。
大きなクリスマスツリーがあり、海側がガラス張りで眺めもいい。
ここにしよう。
ここで、ホワイトワインを注文。会話が弾む。
地元で飲んでいる時と同じ乗りで酒を飲んでいる。
バントの生演奏が始まった。ホテルカルフォルニアが流れ出す。
いい雰囲気。ママさんと一緒ならよかったなーと思いながら、これは、これで楽しい。
ワインが空いてしまい、自分は、カクテルを頼んだ。
外で見る夜景もすごいが、ラウンジに座ってガラス越しに見る夜景も、また趣がある。(酔っているからかな?)
こういう時間は、本当にアッという間に過ぎてしまう。
いつの間にか午後11時を過ぎている。そろそろ帰ろう。 |
ホテル前の噴水 |
帰りは、スターフェリーで帰りたい。たしか、11時半が最終だ。ホテルの正面で写真を撮ってから
急いで、乗り場に向かったが酔っているので、あーでもないこーでもないと言いながら歩いていると
乗り場につくと、もう暗くなっている。乗り遅れてしまった。タクシーで帰ろうか?地下鉄か?地下鉄の最終は何時?とにかく、駅まで行ってみよう。
もし、終わっていたらタクシーしかないな。バスもあるかな?でも、なんとか地下鉄に乗ることができた。
なんだか、学生の時に最終に飲み会の帰りに最終に飛び乗ったときのようだ。ふらふらしながらホテルに到着。コンビニで夜食を買って部屋に戻る。
自分は、爆睡。今日も疲れた。 |